買取する古本屋「エーブック」の買取日記

古本屋歴17年になりました。

2017年09月15日

おはようございます。

 

古本屋をはじめたきっかけは自分の本をネットで販売したこと。

それが2000年の9月ですが、古本屋人生がまるっと17年たったということになります。

あの時、保育園に通っていた息子と娘はそれぞれ22才、19才になり、子どもたちにとって、家の仕事は古本屋ってことになるんだと思うと感慨深いですね。

 

古本屋の仕事というのは、レジでのんびりと好きな本でも読んでいて、お客さんが来るのを待っていたらいい、なんてイメージがあります。

私もそう思っていました。

昔はそんな時代があったかもしれませんが、今はそれでは通用しません。

常に商品である本を動かし、整理し続けないと、大量の不良在庫に悩まされることになります。

勉強も必要です。

昔は、他店の古書目録の価格表を見て相場を学んだと言いますが、今はネットで価格がわかるため、それを見ていく必要があります。

価格がわからない本が手元に来た時にあらためて調べるということもありますが、だいたいの感覚がわかってないと買取もできないので、常に見ておく習慣も必要です。

 

古本の相場なんてそんなに変わらないと思われがちですが、その時、その時のブーム、人気によって大きく上下動しています。

私がはじめた2000年頃は1万円以上で売買されていた写真集が今や1円なんてこともある世界なんです。

それを知っておかないと、買い取りした価格の10分の1でしか売れなかった。

それはまだ勉強不足の古本屋の責任だからいいのでずが、逆に今は高くなっていることを知らずに、買取のお客さまに損をさせてしまうことにもなりかねません。

 

買取の大切なことのひとつにお客さまへの価格の説明があります。

なぜ、このような買取価格になったかということをお客さまに納得頂くまで説明できるかというのが、古本屋の仕事だったりします。

現在の相場。

当店の売値。

それにかかる必要経費などなど。

古本の価格でご理解頂かなければいけないのは例え1万円をつけられたとしても3年経っても売れないものがあること。

3年後は価格を2000円にしなければならないというリスクもあること。

買取時に確認はしていますが、ある程度の割合で、予期せぬ破損や傷み、書き込みなどが後から見つかることがあることなども考慮しなければなりません。

どうしても買取時は忙しいなため、古本の状態を見きれないということにもなります。

全集で全巻揃って買ったつもりが揃ってなかったなんてこともよくある話です。

もちろん、それらは古本屋側の不注意なわけですから、お客さまに損をさせることになってはいけません。

 

少し話が長くなってしまいましたが、なぜ改めてこんなことを書いたかというと、最初に紹介した息子が一昨日、ちょっとした手術をしたこと、娘に夜中に呼び出されて思わずふたりで深夜ドライブをしたことからです。

ふたりを育てたのは古本屋の商売なので、まずそれに感謝。

そして、これからも商売の本筋を見失わないように誠実な買取、販売をしていかなければとあらためて思ったからなんです。

 

買い取りする古本屋エーブックは今日も元気に出張買取中です!

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